Tornadoofficial

Interview

Interview

役割を超えた先に
本当のクリエイティブがある

黒瀬 健太郎

審査員

株式会社ポニーキャニオン 

黒瀬 健太郎

ビジュアルクリエイティブ本部プロデュース2部

#審査員

INTERVIEW 01

INTERVIEW 01

クリエイティブな価値観に触れたい

これまで、音楽や映像のクリエイターの皆さんと制作に関わりながら、その豊かなイマジネーションをいつもリスペクトしてきました。クリエイターの皆さんが手を動かすことで、はじめて会社はさまざまなサービスを提供できる、そんな思いを抱きながら仕事をしてきました。システム設計やアプリ開発も同じクリエイティブの領域にあると思っています。
Tornadoの審査員の話をいただき、学生の皆さんがつくり出すプロダクトやサービスのアイデアに触れて自分の中にどういう感覚が生まれるのか、とても興味が湧きました。審査員として各チームの発表を聞きながら、この仕事を受けて本当に良かったと思いました。

INTERVIEW 02

大切な「アウトプットを出す」ということ

学生のプランやプロダクトを見た時に、自分の考えとして大きく3つの視点で評価しました。
一つ目は「切り口」で、当然のことですがアイデアに斬新さがあるかどうかが大切です。テーマに対しどんな視点でサービスを開発してきたかを評価します。加えて調べものがきちんとできているかも評価ポイント。このリサーチ力は、企画内容の信頼性を高める重要なスキルと思っています。
二つ目の「アウトプット」では、主に中間発表において、どこまで最終形を提示できるかどうかという点を評価しました。やはり実際に求められるのはアウトプット(成果)でありアイデアではありません。最終形に近いものを出せれば、いろいろな改善策が出てきます。叩かれるほど最終的には良い作品になるものです。

INTERVIEW 02

INTERVIEW 03

役割を超えてチーム一丸となる

三つ目は「プレゼンテーション」です。プレゼンよりも提案の中身が大事だと思いがちですが、相手に分かりやすく、端的に伝えることはとても重要です。発表会の参加者は、その場ではじめて企画内容を知ることになります。何を見て、どう思うかが評価のすべて。だからこそ伝え方はとても大事で、抑揚など話し方ひとつで印象は変わります。これは就職活動の面接にも役立ちますし、Tornadoはその力を伸ばすことができる場だと思います。
以上ですが、加えて言いたいことが「自分の役割を超えることをおそれるな」というもの。役割を与えられるのがTornadoの特徴ですが、役割をこなせばいいものができるとは限りません。すべての課題を自分事化し、役割を超え、チームで協働することが大切です。学生の皆さんには、Tornadoの経験を自らの将来を考える良い機会として生かしてほしいと思います。

INTERVIEW 03